天竜二俣に「森のマルシェきころ」がOPEN!

天竜二俣の お買い物モールとして親しまれてきた「天竜ファミリータウン」が、2月25日(金)「森のマルシェ きころ」として 待望のリニューアル・オープン!

お店を営むのは、天竜二俣を本社とする「株式会社イケダヤ」などで作る「きころ企業組合」です。

「株式会社イケダヤ」は、明治40年に「池田屋呉服店」として創業し、100年以上にわたって地元に愛される老舗。「天竜ファミリータウン」店2Fをはじめ、浜松市内を中心に、暮らしが楽しくなる雑貨や衣類の販売を行ってきました。

しかし、本社のある天竜の町は、人口の減少や商店街にある店舗の閉店などで、寂しい状態に・・・ タウン店の中にあった別のスーパーも閉店する中、池田社長はタウン店、ひいては二俣商店街や天竜の将来を案じる日々だったといいます。

そんな中、閉店したスーパーの魚売り場を担当していた「魚屋 とし」が、令和元年より 天竜ファミリータウン内にて刺身・魚介類の移動販売を開始。きっかけは地元の方からの「あんたの刺身が食べたい!」との熱いリクエストでした。

迎えた販売の初日。 開店の30分前から多くの人々が集まり、刺身や鮮魚を楽しみに待つ光景がありました。 販売の際には、地元の人々同士が楽しそうに会話し、活き活きとした元気・笑顔があふれていたそう!

交通や物流が発達した現代でも、未だ中山間地域には、生鮮食品の入手が難しい方々がいらっしゃるという現状。 だからこそ池田社長は、魚屋さんで嬉しそうに刺身を買う人々の笑顔に、大きな意味を見いだしました。

天竜の この地で、新鮮で美味しい「食」を届ける商い の大切さ。 そして販売のみならず、地域のコミニュテイ形成や情報発信を担う施設の必要性。

池田社長をはじめとするイケダヤの皆さんの熱い想いが、たくさんの人の共感と応援を呼び、新たな天竜ファミリータウン「森のマルシェ きころ」誕生につながりました。

「森のマルシェ きころ」の1階は食品マルシェ、2階は催事場と休憩スペース。

食品マルシェでは、生産者・売り手(お店)の顔が見える場所であることにこだわり、買い手(お客様)の安心・笑顔につながる、心も豊かになる買い物を目指しています。店舗の中は、優しい木目と 光が差し込むガラス張りが特徴で、天竜らしい温かな安らぎと、スタイリッシュな雰囲気を併せ持つ、素敵な空間です。

こだわりの品々が並ぶ商品棚には、手作りのポップ・広告がたくさん。気になる品々を手に取って買い物する体験って、こんなに楽しかったんだ。買い物の喜びを気づかせてくれる、すてきな お店です。

日差しも柔らかに、梅の花 香る季節の天竜。 また一つ、大好きな場所が増えたよ。「森のマルシェきころ」ぜひ 訪れてみて!